緑茶の栄養と効能の一覧!お茶の茶葉はビタミンとミネラルの宝庫

お茶の栄養と効果  お茶の豊富な栄養と健康効果がすごい!

 

お茶にはどんな栄養が含まれる?その効果は?

お茶の栄養 基本5項目

栄養成分表示 茶葉 抹茶 お茶(抽出後)
エネルギー 331 kcal 324 kcal 2 kcal
水分 2.8g 5g 99.4g
たんぱく質 24.5g 30.6g 0.2g
脂質 4.7g 5.3 0g
炭水化物 (食物繊維) 47.7g (48.5g) 38.5g (38.5g) 0.2g (0g)
食塩相当量 0mg 0mg 0mg

日本食品標準成分表(2015)
※抽出後のお茶については、茶葉10gを90℃のお湯430mlで1分おいてから淹れた場合

  • 炭水化物は、糖質+食物繊維ですが、お茶の炭水化物はほぼ食物繊維のため、摂取カロリーが増える心配はありません。
  • 表をみると、茶葉には意外にもたんぱく質が多く含まれることが分かります。

お茶の機能性成分量と期待できる効果

茶葉 抹茶 お茶(抽出後) 成分の機能性(効能)
カリウム 2200mg 2700mg 27mg 利尿作用・高血圧抑制
マグネシウム 230mg 200mg 2mg 骨粗鬆症予防、心疾患予防、高血圧抑制
βーカロテン当量 13000μg 29000μg 0μg 抗酸化作用、動脈硬化、視力の維持、癌予防、皮膚、粘膜の保護
ビタミンC 260mg 60mg 6mg 抗酸化、アレルギー、コラーゲンの生成促進、免疫力アップ
ビタミンE 78.6mg 28.1mg 0mg 抗酸化作用、抗炎症作用
葉酸 1300mg 1200mg 16mg DNAの核酸核酸やたんぱく質合成の促進、脳卒中・心筋梗塞の予防、妊娠時胎児の神経管閉鎖障害を予防
ビタミンK 1400mg 2900mg 微量 骨粗鬆症予防(骨を丈夫に) 動脈の石灰化防止
カフェイン 2.3g 3.2g 0.02g 中枢神経興奮、眠気防止、利尿作用、代謝促進
タンニン類 13g 10g 0.07g 抗酸化、癌予防、脂肪燃焼、抗炎症効果、痴呆症予防、腸内フローラ改善

※日本食品標準成分表(2015)より

・マグネシウム

マグネシウム 金属
マグネシウムは、エネルギーの代謝に必要なミネラルで、300種類以上の様々な酵素の生成にかかわる重要な補酵素にもなります。近年、日本人にとって不足気味となっているため、積極的に摂りたい成分です。30代~40代男性だと310mgが必要量(370mg推奨量)、30代~60代女性で240mg(290mg推奨量)となっています。マグネシウムは、海藻類などに多く含まれますが、茶葉や抹茶にも結構多く含まれますので、不足気味の方におすすめです。

・カリウムは

カリウムを多く含む食品 昆布

カリウムは、細胞の浸透圧の維持に必要で、塩分を排出し、血圧を下げてくれる代表的なミネラルです。体内に最も多く存在する重要なミネラルとして知られています。一日に必要なカリウムは、2000mgほどですが、高血圧の方、血圧が気になる方は、3500mgくらい摂ると良いと言われます。

カリウムが多く含まれるスイカを食べると、トイレ(尿意)に行きたくなりますよね。それは排尿によって、水分と塩分が排出され、血圧を下げてくれるためです。

カリウムは、昆布などの海藻類、ほうれん草や芋類に多く、茶葉にもたくさん含まれます。血圧が気になる方は意識して多く摂取しましょう。摂りすぎても排出されるので心配ありませんが、腎臓が悪い方は気をつけましょう。

 

関連記事:お茶の利尿作用

・ビタミンC

オレンジとビタミンCサプリ
ビタミンCは人間にとって、ビタミン中、最も多く必要な成分です。抗酸化ビタミンとして知られます。コラーゲンの生成を助け、シミやソバカスの原因であるメラニンを無色に戻す作用もあるため、美容に良いビタミンとしての一面もあります。一日の推奨量は100mgですが、もっと多く摂った方が良いとも言われています。尚、とり過ぎによる心配はありません。

緑茶(茶葉)には、通常手に入る食品中、ナンバー1とも言われる、非常に多くのビタミンCが含まれています。(アセロラを含む全ての食品中で、5位)

水溶性なので、粉末でも急須で出しても多く摂取できます。

 

関連記事:緑茶の美容効果

・βカロテン(ビタミンA作用)

βカロテンを多く含む食品 ニンジン

βカロテンは体内で、必要量はビタミンAに変換されて作用します。ビタミンAは、視力を正常に保つ働きがあり、粘膜や皮膚を丈夫にし、美肌効果、口内炎や喉、胃腸の健康維持に役立ってくれます。ビタミンAに変換されなかったβカロテンは、脂肪細胞内に取り込まれ、抗酸化作用を発揮し、活性酸素による酸化、老化から身を守ってくれます。

抹茶緑茶は、βカロテン当量がトップクラス(全食品中、実質2位)

βカロテンは、ニンジンやホウレンソウに多く含まれます。しかし、抹茶は、それらを凌ぎなんと、海苔、まつも(金魚藻)に次いで3番目にβカロテンを多く含む食品です。「まつも」は、一部料亭などで使われるあまり食品としては、使われない海藻なので、実質2位といったところでしょう。

抹茶29000μg、緑茶(茶葉)13000μg。

尚、脂溶性なので、急須で出したお茶には含まれません。

β-カロテン当量 含有量トップ10

食事摂取基準 推奨量
(注:ビタミンAの値)
男性
850~

900μgRAE/日

女性
650~

700μgRAE/日

1 しそ 11,000µg
2 モロヘイヤ 10,000µg
3 にんじん 8,600µg
4 パセリ 7,400µg
5 しゅんぎく 4,500µg
6 ほうれんそう 4,200µg

参考・農畜産業振興機構 栄養成分別野菜ランキング

 

・ビタミンE

ビタミンEを多く含むアーモンド

ビタミンEは、強力な抗酸化ビタミンとして知られています。脂溶性でたんぱく質とセットで吸収されるため、脂質やたんぱく質と一緒に摂取することで、効率よく吸収されます。

元々は、不妊のネズミの実験で発見された成分です。故にビタミンEは、ギリシャ語で「子供を産む 力を与える」というトコフェロールなどとも呼ばれます。ビタミンEは、厳密にいうとトコフェロール4種とトコトリエノール4種の合計8種類ありますが、トコフェロールαが最も抗酸化力が強いとされ、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、トコフェロールαをビタミンEとしています。

抗酸化作用で卵子の質の改善、老化を遅らせる作用や、性ホルモンの生成、分泌を促し、血行を促進することで子宮内膜が厚くなり、妊娠しやすくなるそうです。

体外受精を行っている人では、ビタミンEを取ると採卵できる卵子の数が増え、卵子の質が向上する効果も期待できます。

という意見もあるので、30代後半~40歳くらいまでで、体外受精や妊活を考えられている方にもおすすめです。

緑茶は、ビタミンE含有量が全食品中、断トツで1位!

そのビタミンE(トコフェロールα)ですが、含有量ランキングをみると、なんと、緑茶(茶葉)が「64.9mg」で断トツの1位。2位のひまわりの種は「38.7mg」。となると、お茶に、ひまわりの種の2倍近くの量が含まれることになります。抗酸化作用は、老化防止、様々な疾患の予防となるので、是非たくさん摂りましょう。通常の食事では、過剰摂取はないと言われています。また、天然でない合成のビタミンEは、格段に抗酸化作用が劣るという報告もありますので、食事から摂取したいですね。

ビタミンCとビタミンEを一緒に摂ると効果もアップします。

 

関連記事:お茶は動脈硬化を予防する

・葉酸

妊婦と幼児

葉酸は、水溶性のビタミンで、ビタミンB群に分類されます。主に、DNAやRNAなどの核酸を合成する働きがあります。そのため、細胞分裂が活発な胎児の育成のために、重要なビタミンで、胎児の先天性神経管閉鎖障害のリスクを減らすと言われています。その他、ビタミンB12とともに、血液を生成する働きがあり、循環器系疾患を減らすという報告があります。

緑茶は、葉酸含有量が全食品中、4位!(パン酵母は除外)

一日に必要な葉酸は、200㎍(必要量)~240㎍(推奨量)です。妊娠時には、2倍くらい摂取した方が良いそうです。緑茶の茶葉には、食品中トップクラスの1300㎍含まれますので、小量でもたくさんの葉酸を摂取することができます。抽出したお茶(16㎍)でもこまめに飲むようにすれば、十分でしょう。お茶の他には、海苔などの海藻類やレバーなどに多く含まれます。

・1位 海苔(焼きのり1900㎍、味付け海苔1400㎍)、2位 煮干し1500㎍、3位 パセリ1400㎍

参考記事:厚生労働省 葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果

・ビタミンK

腰が痛い中高年の女性

ビタミンKは、脂溶性のビタミンのため、脂肪分と一緒に食べると吸収率がアップします。出血の際、血液の凝固を助けることから、「止血のビタミン」とも呼ばれます。骨を丈夫にする働き(骨密度アップ)があり、骨粗鬆症の治療薬としても使用されます。

玉露は、ビタミンK含有量が全食品中、1位!抹茶は、2位

ビタミンKを最も多く含む食品は、「玉露(4000μg)」です。2位が抹茶(2900μg)で、3位が海苔です。煎茶(1400μg)も9位で非常に多くのビタミンKを摂取できます。

 

参考記事:ビタミンK

・カフェイン

カフェインを多く含む コーヒー

カフェインには、眠気を予防する覚醒作用や、血流、新陳代謝を向上させ、運動能力を向上させる効果があります。腎臓を活発にすることで、老廃物や塩分を排出する、利尿作用もあります。一方で、興奮作用があるため、悪者にされてしまうこともある成分ですが、メリットの方が大きいので、摂り過ぎに気をつけながら摂取しましょう。一日400mg以内(妊婦の方は200mg)では、問題ない量とされています。

急須で出すお茶の場合は、テアニンがカフェインの興奮作用を抑制してくれるので、上手に淹れると安眠効果を期待できます。また、60度以下ならカフェインが出にくい性質があるので、量を減らして淹れることもできます。

・テアニンの多いお茶 さえみどり

 

・カテキン

カテキン類を多く含む緑茶と茶葉

緑茶のカテキンには、人間にとってすばらしい効果がたくさん。カテキンは、数種類ありますが、半分以上は、エピガロカテキンガレート(EGCG)と呼ばれる、緑茶特有のカテキンです。

まずは、抗酸化作用。エピガロカテキンガレートには、ビタミンCやビタミンEの数倍から数十倍効果があるとされ、、ポリフェノールの中では、断トツ1位の抗酸化力があります。カテキンは量的にも多く摂取できるので、最も手軽で抗酸化作用の強い成分のひとつといえます。

さらにカテキンは、DNAが傷つくのを防ぎ、細胞のがん化の抑制、異常細胞の自滅の促進、癌細胞の転移の抑制など、癌に関する様々な抑制作用があることがわかっています。

LDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化、高血圧を予防します。大規模なコーホート研究(追跡統計調査)で血中のカテキン濃度が高いほど、心疾患などのリスクが最大で47%減少したとの報告もあります。

参照記事:血中の緑茶カテキン濃度と脳卒中および虚血性心疾患との関連について

さらに、脂肪燃焼、蓄積抑制などのダイエット効果も知られています。

関連記事:お茶でダイエット!緑茶を飲めば本当に痩せるのか?

また、抗菌効果や抗ウイルス効果、日焼け防止、腸内の悪玉菌を減らし善玉菌を増やす作用、脳内のゴミを取り除いて痴ほう症を予防する効果などが知られています。

エピガロカテキンガレートがメチル化し、吸収力が何倍もアップした「メチル化カテキン」には、アレルギー症状を軽減する研究結果があります。べにふうきという品種のお茶に多く含まれる成分で、花粉症などにお悩みの方に特に人気です。

 

・食物繊維

食物繊維を多く含む ごぼう

緑茶の茶葉には、ごぼうの8倍もの食物繊維が含まれます。食物繊維は血糖の急上昇を抑える働きがあり、食前、食中に抹茶や粉末茶を飲むと効果的です。食物繊維は、腸内で細菌のエサとなるため、腸内環境を整えます。また、腸内環境は免疫を正常に保つのに役立つことも分かってきています。

 

・まとめ

お茶には、様々なミネラル、ビタミン、そしてポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれていることがわかります。特に、抗酸化作用の強いビタミンC、ビタミンE、βカロテンが食品中トップクラスの含有量で、それにカテキンも加えると食品の中では最高クラスの抗酸化力を期待できます。ビタミンEやβカロテンは脂溶性のため、粉末茶として摂取するのが望ましいでしょう。

また、ミネラルや食物繊維も豊富だったり、様々な成分の要素が絡み合って癌を予防したり、動脈硬化や高血圧を改善するなど、それぞれの成分が相乗効果を生み出し、効果を高めていると思われます。よって緑茶は、ビタミンとミネラルの宝庫なのです。

緑茶は、元々薬として飲まれはじめ、現代では、嗜好品として飲まれていますが、緑茶の産地ほど、健康寿命が高い、医療費がかからないなどの統計が出ています。今後のコーホート研究(追跡調査)からも、緑茶の統計的な効果・作用がはっきりとわかってくるのではないかと期待しています。

残念なことに、ここ数十年、お茶離れが進んできていますが、優れたお茶の健康効果を見直してみてはいかがでしょうか?

 

関連記事:お茶は食べられる!健康な体を目指そう!灯台下暗しのスーパーフード

 

各成分の含有量ランキングは文部科学省「食品ランキングデータベース」を参照しています。

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