お茶のカテキンは、血管老化や動脈硬化を予防!
テレビで紹介で話題沸騰!血管の年齢が気になる方は、煎茶や粉末緑茶を飲もう。
***悪玉コレステロールが血管老化や動脈硬化の原因***
テレビの影響で、粉末緑茶の問い合わせが非常に多いです。それだけ血管老化に高コレステロールなどにお悩みの方が多いということですね。世界で最も多い死因、第一位は心臓・脳血管の病気です。コレステロールが高い人ほどなりやすいとのこと。
年を取っていくと血管の老化も仕方のないことでもありますが、なんとかしたいなあと思っている人は多いというかみんな思っているはず。
そこで、テレビで血管年齢が若くなるとすれば、飲まずにいられない気持ちも納得です。
では、動脈硬化の原因とお茶のカテキンがどういった働きをするのか解説。
LDLと呼ばれる悪玉コレステロールは、増えすぎると酸化して、酸化LDLとなります。酸化LDLは、血栓をできやすくしたり、血管を傷つけるなどの悪さをするので、これを免疫細胞が食べやっつけようとします。食べきれなくなると免疫細胞は死んでしまい、血管に死骸が溜まります。ゴミ(プラーク)が血管に溜まっていくのです。このゴミが塊となって破裂したときに、血栓ができて、脳や心臓(狭心症、脳梗塞)に詰まったりしてたいへんなことになります。
体の中では、常に恐ろしいことが起こっている訳ですね。
カテキンは、特にエピガロカテキンガレートが、強力な抗酸化作用があるのでまず、悪玉コレステロールの酸化を抑制します。そして、血栓の原因となる血小板の凝集を抑制します。
ラットや豚の実験だけでなく、人の臨床でも明らかになっています。
*エピガロカテキンガレートの抗酸化力は、植物ポリフェノール中最強の部類>
すごい効果ですが、実はそれだけではなかった!!
エピガロカテキンガレートは、中性脂肪やコレステロールを下げる効果がある!!
腸でコレステロールや中性脂肪が吸収されるのを阻害することで、血中のコレステロールや中性脂肪が下がるわけです。
これで終わりか?
いやまだまだ、、
悪玉コレステロールLDLが細胞に吸収される際にLDL受容体がLDLを受け取り細胞内に取り込みます。LDL受容体にキャッチされたLDLは細胞内で分解されます。しかし、このLDL受容体が足りなくなると、酸化LDLが発生してします。
前述の動脈硬化の原因となる酸化LDLです。
エピガロカテキンガレートは、このLDL受容体を増やす働きがあります。
つまり、カテキンはLDL受容体を増やすことで、細胞内のLDL分解を促し、動脈硬化の原因となる酸化LDLの発生リスクを減らす効果が期待できるということです。
さらに、血中のコレステロールは、食事3割、体内7割と、実はコレステロールの7割は自分の肝臓が作っているのです。
そして、脂っこい食事を控えても、あまり効果がないことが最近の研究でわかってきました。衝撃の事実です。
その血中の7割ほどのコレステロールは、肝臓で合成されます。
そのときに必要なのが「アポリポタンパク質B」という成分。
実は、エピガロカテキンガレートはこのアポリポタンパク質Bを減少させることが分かっています。
LDLの分解を促進し、一方でLDLの合成を抑制する、結果LDLが減るわけです。
このようにエピガロカテキンガレートは、1つの効果ではなく、何重にも細胞の老化、動脈硬化の原因となるLDLなどの問題を軽減してくれるありがたい存在です。
これを知ったときに、正直にお茶屋やっててよかったと思う瞬間です。
カテキンの摂取について
テレビでは、茶葉のカテキンは30%しか摂れないから、粉末緑茶が良いということでしたが、お茶一~二杯、粉末緑茶1gだったら、煎茶なら3~4gほど使用します。つまりカテキンの量は変わらないということですね。テレビの内容を否定するわけではありませんが、煎茶でも同様の効果があることを補足させていただきます。
さらに、粉末緑茶の作り置きはNGです。体に良くないフェオホルビドという成分が生成されるので、留意が必要です。茶葉の作り置きはOK。但し、低温で腐らないうちに飲んでください。
ちなみに二番茶に最も多くカテキンが含まれますが、テアニン豊富さとバランスを考えると一番茶がお勧めです。
お茶を飲むと、カテキンは、血中に数時間流れていますが、その後尿として排出されます。
数時間おきにこまめに飲まれることをお勧めいたします。
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カテキンのほかにケルセチンも豊富
緑茶には、たまねぎの成分として知られる「ケルセチン」が豊富に含まれます。2019年1月放送の「たけしの家庭の医学」では、緑茶3杯で約100mgのケルセチンを摂取できると説明がありました。ケルセチンは、身体の溜まったサビを除去してくれるそうです。テレビでは紹介されませんでしたが、さえみどりという品種は、お茶の中でも特にケルセチンを多く含みます。
テレビの実験では、血液中のサビの数値が9.26から4.92に改善されました。
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参考:http://polaris.hoshi.ac.jp/openresearch/huyperdipidemia.html