
「ハト麦茶と普通の麦茶は何が違うの?」
「健康や美容を考えるなら、どちらを飲んだ方がいい?」
「ハト麦茶は麦茶の一種なの?」
名前がよく似ているハト麦茶と麦茶。どちらも香ばしく、ノンカフェインで、毎日の水分補給に適したお茶です。
しかし、実はハト麦茶と麦茶は、原料となる植物そのものが違います。
一般的な麦茶は「大麦」、ハト麦茶は「ハトムギ」という別の穀物から作られています。
味わいや香りだけでなく、原料に含まれる成分や価格にも違いがあります。
この記事では、お茶を製造・販売する山麓園が、両者の違いと選び方を分かりやすく解説します。
1.ハト麦茶と麦茶の違いを比較表で確認
まずは、主な違いを一覧表にまとめました。
| 比較項目 | ハト麦茶 | 麦茶 |
|---|---|---|
| 原料 | ハトムギ | 大麦 |
| 植物の分類 | イネ科ジュズダマ属 | イネ科オオムギ属 |
| 味わい | やさしい香ばしさ、ほのかな甘み | しっかりした焙煎香、すっきりした後味 |
| お茶の色 | 比較的薄めの商品が多い | 濃い茶色の商品が多い |
| カフェイン | なし | なし |
| 原料の特徴 | ヨクイニンと同じ植物 | 麦飯や麦芽などにも使われる |
| 価格傾向 | 比較的高め | 比較的安価 |
| おすすめ | いつもと違う香ばしさを楽しみたい方 | 毎日の水分補給で価格も重視する方 |
※味や色は焙煎の強さ、原料の加工方法、抽出条件によって変わります。
最も大きな違いは原料、飲んだときに分かりやすい違いは香りと味わいです。
2.原料の違い|ハトムギは大麦の仲間?

どちらも名前に「麦」がついていますが、ハトムギと大麦は別の植物です。
ハト麦茶の原料は「ハトムギ」
ハトムギはイネ科ジュズダマ属の植物で、日本では穀物や健康茶の原料として利用されています。
ハトムギの実を焙煎し、お湯などで抽出して飲むのがハト麦茶です。
また、ハトムギは昔から食用だけでなく、生薬の原料としても利用されてきました。
健康や美容に関心がある方にハト麦茶が知られているのは、こうした背景も関係しています。
麦茶の原料は「大麦」

一般的な麦茶の原料は、イネ科オオムギ属の大麦です。
麦茶には六条大麦などが広く使われ、焙煎した大麦の香ばしさを楽しむ飲み物として親しまれてきました。
大麦は、麦飯や麦味噌、麦芽などにも利用される穀物です。
つまり、ハト麦茶と麦茶は、作り方に共通点があるものの、原料は異なるお茶なのです。
3.味の違い|ハト麦茶は麦茶より飲みやすい?
両方とも焙煎した穀物のお茶なので香ばしさがありますが、風味には違いがあります。
ハト麦茶はやさしい香ばしさとほのかな甘み
ハト麦茶は、比較的軽やかな香ばしさと、穀物由来のほのかな甘みが特徴です。
普通の麦茶を飲み慣れている方には、少しあっさりした味わいに感じられるかもしれません。
渋みや苦味が少なく、食事にも合わせやすいお茶です。
ただし、焙煎の強いハト麦茶では、しっかりした香ばしさを感じる場合もあります。
麦茶はしっかりした焙煎香が特徴
麦茶は、炒った大麦ならではの香りが特徴です。
特に深く焙煎された麦茶では、香ばしい風味を強く感じます。
冷やして飲むとすっきりした口当たりになり、夏場の水分補給にもよく利用されています。
お茶屋から見た味の違い
ここで知っていただきたいのは、味の違いは原料だけで決まるわけではないということです。
同じハトムギでも、焙煎を軽くすると穀物らしい風味が残りやすく、焙煎を強くすると香ばしさが際立ちます。
また、煮出す時間や使用する原料の量によっても味は変化します。
そのため、「ハト麦茶の方が必ず薄味」「麦茶の方が必ず香ばしい」というわけではありません。
両方を飲み比べて、自分の好みに合うお茶を選ぶのがおすすめです。
4.健康や美容への効果に違いはある?
ハト麦茶を選ぶ理由として多いのが、健康や美容への関心です。
ハトムギには、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が含まれています。
一方、大麦にも食物繊維やミネラルなどが含まれています。
ただし、ここで大切なのは、原料を丸ごと食べることと、お茶として抽出して飲むことは違うという点です。
例えば、原料に食物繊維が多く含まれていても、ティーバッグで抽出したお茶に同じ量の食物繊維が含まれるわけではありません。
ハト麦茶が美容や健康に良いと言われる理由
ハト麦茶と普通の麦茶の違いは、原料や味だけではありません。
ハトムギは、昔から肌の健康や水分代謝のために利用されてきた穀物です。
漢方では、ハトムギの種皮を取り除いた種子を「ヨクイニン(薏苡仁)」と呼び、古くから利用してきました。
ヨクイニンは、余分な水分を排出する働きや、いぼ・肌荒れなどへの利用が知られています。
また、近年ではハトムギ由来成分の美容効果について、科学的な研究も進んでいます。
2018年に発表された日本の研究では、女性90人を対象にハトムギ全粒熱水抽出エキスを8週間摂取してもらった結果、1日4g摂取したグループで、顔の色素沈着度や赤みの指標が対照群より有意に減少しました。
さらに別の研究では、肌のキメや透明感に関する指標についても、改善が報告されています。
このように、ハトムギが美容によいと言われるのには、長い利用の歴史だけでなく、研究による裏付けもあります。
ただし、これらの研究はハトムギ由来の抽出エキスを使用したもので、一般的なハト麦茶そのものの効果を保証するものではありません。
それでも、ハトムギは古くから美容や健康のために親しまれてきた、魅力ある穀物です。
毎日の水分補給だけでなく、美容や健康を意識してお茶を選びたい方にとって、ハト麦茶はおすすめしたい選択肢の一つです。
麦茶にはどんな特徴がある?
麦茶も、毎日の水分補給に適した飲み物です。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、一般的な麦茶の浸出液100gには、カリウム6mg、カルシウム2mgなどが含まれています。
ただし、お茶は大部分が水分で、ミネラルの補給源としては多くの量を期待するものではありません。
麦茶もハト麦茶も、日常の飲み物として取り入れながら、必要な栄養素は食事から摂ることが基本です。
5.カフェインはどちらにも含まれていない
ハト麦茶も麦茶も、原料となる穀物にはカフェインが含まれていません。
そのため、どちらもノンカフェインのお茶として楽しめます。
- 仕事中の水分補給に
- 食事のお供に
- 夜のリラックスタイムに
- カフェインを控えたい方に
どちらも普段のお茶として取り入れやすい飲み物です。
ただし、ハト麦茶や麦茶という名前で販売されていても、緑茶などを配合したブレンド商品ではカフェインを含むことがあります。
ノンカフェインの商品を選びたい場合は、原材料表示を確認しましょう。
6.ハト麦茶と麦茶は、どちらが安い?
価格を比較すると、一般的には麦茶の方が安価な商品が多く見られます。
大麦は幅広い用途に利用され、生産・流通規模が大きい穀物です。
一方、ハトムギは大麦ほど一般的な原料ではなく、ハト麦茶は比較的高価な商品が多い傾向にあります。
ただし、実際の価格は産地、内容量、原料の品質、製造方法などによって異なります。
毎日大量に飲むなら価格の安い麦茶、風味の違いを楽しみたいならハト麦茶という選び方もよいでしょう。
7.ハト麦茶と麦茶、結局どっちがおすすめ?
迷った場合は、飲む目的や好みで選んでみてください。
ハト麦茶がおすすめの方
- いつもの麦茶とは違う香ばしさを楽しみたい
- 穀物のやさしい甘みが好き
- ハトムギという原料に関心がある
- 国産原料の健康茶を探している
- ノンカフェインのお茶を毎日飲みたい
麦茶がおすすめの方
- しっかりした焙煎香が好き
- 冷やしてごくごく飲みたい
- 家族で毎日たくさん飲む
- できるだけ価格を抑えたい
- 昔ながらの麦茶の味が好き
なお、どちらが健康によいかを一概に決めることはできません。
無理なく、おいしく飲み続けられるお茶を選ぶことが大切です。
8.ハト麦茶と麦茶についてよくある質問
Q.ハト麦茶は麦茶の一種ですか?
一般的な麦茶とは原料が異なります。
ハト麦茶はハトムギ、麦茶は大麦から作られます。どちらもイネ科の穀物ですが、植物としては別の種類です。
Q.ハト麦茶の方が美容によいのですか?
ハトムギは生薬のヨクイニンと同じ植物ですが、飲用するハト麦茶の美容効果が麦茶より優れていると断定できるわけではありません。
美容を意識してハト麦茶を選ぶ場合も、毎日の飲み物として楽しむのがよいでしょう。
Q.ハト麦茶は毎日飲んでも大丈夫ですか?
一般的な食品として、通常の濃さと量で飲む場合は、普段の水分補給として取り入れられます。
ただし、穀物にアレルギーのある方や、食事制限が必要な方は原材料を確認してください。
Q.麦茶とハト麦茶を混ぜて飲んでもいいですか?
はい。両方をブレンドした商品も販売されています。
大麦の香ばしさとハトムギのやさしい風味を組み合わせることで、また違った味わいを楽しめます。
Q.ハト麦茶は色が薄いと品質が悪いのですか?
いいえ。お茶の色だけでは品質は判断できません。
ハト麦茶は原料の加工方法や焙煎、抽出条件によって色が変わります。
濃い色が出るから栄養成分が多い、薄いから品質が悪いというわけではありません。
9.国産ハト麦茶をお探しなら、山麓園の福岡県産ハト麦茶
山麓園では、福岡県産ハトムギを100%使用したハト麦茶を販売しています。
山麓園のハト麦茶は殻付きハトムギを焙煎
ハトムギには、殻を取り除いて利用する方法と、殻付きのまま焙煎してお茶にする方法があります。
生薬として知られる「ヨクイニン」は、ハトムギの殻や種皮を取り除いた種子です。
一方、山麓園のハト麦茶は、福岡県産ハトムギを殻付きのまま焙煎したものです。
ハトムギは古くから肌の健康や水分代謝に関係する植物として親しまれてきました。
殻付きで焙煎したハト麦茶は、ヨクイニン製剤とは加工方法や摂取形態が異なりますが、ハトムギならではの香ばしさを毎日の飲み物として楽しめます。
毎日の飲み物として手軽に利用できるティーバッグタイプです。
| 商品情報 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 山麓園 国産ハト麦茶 |
| 原材料 | ハトムギ100% |
| 原料原産地 | 福岡県 |
| 内容量 | 5g×80包(400g) |
| カフェイン | ノンカフェイン |
| 製造者 | 株式会社山麓園 |
基本の飲み方
やかんに水600mlを入れて沸騰させ、ティーバッグ1包を入れて約5分間煮出します。
カップで飲む場合は、200~300mlの熱湯に1包を入れ、約3分間抽出してください。
香ばしさを楽しむなら温かいまま、すっきり飲みたい場合は冷やしてもおいしくいただけます。
1袋80包入りなので、毎日飲みたい方にもおすすめです。
まとめ|ハト麦茶と麦茶の違いは、原料と味わい
ハト麦茶と麦茶の最も大きな違いは、原料となる穀物です。
- ハト麦茶: ハトムギを原料とし、やさしい香ばしさとほのかな甘みが特徴
- 麦茶: 大麦を原料とし、しっかりした焙煎香とすっきりした味わいが特徴
どちらもノンカフェインなので、普段の水分補給に取り入れやすいお茶です。
健康や美容に関心がある方には、ハトムギという原料が魅力的に感じられるかもしれません。
ただし、飲み物としての価値は、栄養成分だけではありません。
香りが好き、おいしい、食事に合う、毎日飲み続けられる。そうした点も、お茶選びでは大切です。
いつもの麦茶とは少し違った穀物の香ばしさを楽しみたい方は、ぜひ一度ハト麦茶を試してみてはいかがでしょうか。
