ハブ茶とは?味・カフェイン・飲み方と注意点をお茶屋が解説

ハブ茶とは?味・カフェイン・飲み方・作り方・注意点を解説 お知らせ
ハブ茶とは?味・カフェイン・飲み方 知っておきたい基本と注意点

ハブ茶は、エビスグサの種子「決明子(けつめいし)」を焙煎して作る、香ばしいノンカフェインの健康茶です。名前からヘビのハブを連想するかもしれませんが、動物由来のお茶ではありません。

「どんな味がする?」「麦茶とは違う?」「毎日飲んでもいい?」と気になっている方へ。ハブ茶を取り扱うお茶の山麓園が、原料の特徴からおいしい飲み方、商品を選ぶときのポイントまでご紹介します。

ハブ茶の粒と、湯飲みに淹れたハブ茶

ハブ茶とは?まず知っておきたい基本

原料主にエビスグサの種子「決明子」
味・香り焙煎による香ばしさが特徴。麦茶に近いと感じる方もいます
カフェインハブ茶100%の商品はノンカフェイン。ブレンド茶は原材料を確認
主な形状ティーバッグ、焙煎した種子を袋詰めした粒タイプ
飲み方煮出しやお湯出し。温かくても、冷やしても楽しめます

緑茶や紅茶はチャノキの葉から作られますが、ハブ茶で使うのはマメ科の植物の種子です。販売上「茶葉タイプ」と呼ばれる商品も、実際には葉ではなく粒状の決明子が入っています。

エビスグサ・決明子・ハブソウの違い

黄色い花を咲かせたエビスグサ

エビスグサは、黄色い花を咲かせるマメ科の植物です。その種子は、生薬として扱う際に「決明子」と呼ばれます。東邦大学の薬用植物園でも、エビスグサの種子を焙じ、ハブ茶として飲用することが紹介されています。[1]

エビスグサとハブソウは別の植物です。以前はハブソウの種子がハブ茶に使われていましたが、現在は収穫量などの理由から、主にエビスグサの種子が用いられています。お茶の名前には「ハブ茶」が残り、原料名には「エビスグサ」「決明子」と表示されるため、少しわかりにくいのです。[1]

エビスグサのさやと種子

ハブ茶はどんな味?麦茶のような香ばしさが特徴

ハブ茶の特徴は、種子を焙煎することで生まれる香ばしさです。青々とした緑茶の香りとは異なり、炒った穀物を思わせる風味があります。健康茶という名前から強い苦味や薬草のようなクセを想像する方もいますが、購入者の感想では「飲みやすい」「香ばしい」といった表現が見られます。

購入者レビューでも「麦茶に似ている」という声

山麓園が公開しているハブ茶の購入者レビュー825件の分析では、「香ばしい」という表現が132件、「麦茶に似ている」という表現が66件ありました。[3]

この結果からは、初めての方に味を伝える際、麦茶が一つの参考になると考えられます。ただし、同じ味というわけではなく、ほのかな甘みや独特の風味を感じる方もいます。焙煎の具合や淹れる濃さによっても印象が変わります。

※レビューの表現は重複して集計しています。購入者の主観的な感想であり、すべての方が同じ味に感じることを示すものではありません。

→ ハブ茶の味について、購入者レビュー825件の分析を詳しく見る

ハブ茶と麦茶は、原料が違います

比較する点ハブ茶麦茶
原料主にエビスグサの種子大麦
共通する特徴原料を焙煎した香ばしさがある
カフェインそれぞれ単一原料のものはノンカフェイン

麦茶の香ばしさが好きで、いつもと少し違うお茶を試したい方にも、ハブ茶は選択肢になります。初めは薄めに淹れ、味と体調を見ながら自分に合う濃さを探してみてください。

ハブ茶のカフェインは?ブレンド茶は表示を確認

決明子100%のハブ茶はノンカフェインです。山麓園のハブ茶も、決明子を100%使用しています。夕食時など、カフェインを控えたい時間帯にも選びやすいお茶です。

ただし、「ハブ茶」という名前でも、ウーロン茶などを配合した商品があります。ノンカフェインを希望する場合は、商品名だけで判断せず、原材料欄とカフェインの表示を確認しましょう。

寝る前のお茶として選ぶときや、子どもへの飲用を考えるときに確認したい点は、ハブ茶のカフェインと、寝る前・子どもの飲用についての記事で詳しく解説しています。

ハブ茶のおいしい飲み方・煮出し方

透明なカップに淹れたハブ茶

使用量や抽出時間は商品によって異なります。以下は山麓園の商品でご案内している目安です。お手元の商品に淹れ方の表示がある場合は、そちらを優先してください。

淹れ方ハブ茶の量お湯の量時間の目安
ティーバッグを煮出す1包・5g約600ml約5分
ティーバッグをカップで淹れる1包・5g約200~300ml約3分
粒タイプを煮出す約10g約1L約5~10分

ヤカンで煮出す手順

  1. ヤカンなどに必要な量のお湯を沸かします。
  2. ティーバッグ、または計量した粒タイプのハブ茶を入れます。
  3. ふきこぼれに注意しながら、上の表を目安に煮出します。
  4. 好みの濃さになったらティーバッグや粒を取り除きます。粒タイプは茶こしやお茶用パックを使うと便利です。

濃く感じた場合は、お湯を足して調整できます。毎回同じ水量・使用量を基準にすると、次は抽出を短くする、粒を少なめにするなど、好みの味を探しやすくなります。

冷たいハブ茶を作るとき

煮出したお茶を冷まして冷蔵庫で冷やすと、アイスハブ茶として楽しめます。清潔な容器を使い、長時間常温に置かず、冷蔵して早めに飲み切ってください。水出しをする場合は、その商品が水出しに対応しているか確認しましょう。

急須・ポット・マイボトルでの淹れ方や、購入者が楽しんでいるアレンジは、ハブ茶のおいしい飲み方・煮出し方でご紹介しています。

ハブ茶の効能が気になる方へ|伝統的な利用と飲む際の注意点

ハブ茶を調べると、便通や目の健康に関する説明を見かけることがあります。原料の決明子は生薬として知られ、東京生薬協会も、民間療法での利用やアントラキノン誘導体などの成分を紹介しています。[2]

ただし、生薬としての利用歴や原料中の成分が、そのまま食品のハブ茶を飲んだときの治療効果を示すわけではありません。この記事では「便秘が治る」「視力が回復する」「飲むだけで痩せる」といった効果を保証するものとしてはご案内していません。

また、原料そのものに含まれる栄養成分と、お湯で抽出した一杯のお茶に含まれる量は異なります。成分表示を見る際も、種子の分析値なのか、抽出液の分析値なのかを区別することが大切です。

購入者はハブ茶に何を期待している?

山麓園の購入者レビュー825件の分析では、健康維持のほか、目・便通・ノンカフェインなどへの関心が見られました。これは購入のきっかけや期待を分類したもので、飲用後の効果を測定したものではありません。

味の評価とは分けて、ハブ茶を飲む人が期待していること・購入者レビューの分析にまとめています。

毎日飲む場合も、濃さと体調に合わせて

毎日のお茶として取り入れる場合も、健康によさそうだからと極端に濃くしたり、一度に大量に飲んだりすることは避けましょう。抽出方法や体質によっても異なるため、すべての方に共通する「一日何杯までなら必ず安全」という量は、ここでは設定していません。

  • 初めて飲むときは薄め・少量から試す。
  • お腹がゆるくなる、腹痛が出るなど、体調に変化があれば飲用を中止する。
  • 妊娠・授乳中、薬を服用中、通院中の方は、飲用前に医師や薬剤師へ相談する。

ノンカフェインであっても、誰にでも無条件に適しているとは限りません。便秘などの症状が続いている場合も、お茶だけで対処しようとせず、医療機関へ相談してください。

一日に使う量の目安や、飲む量と濃さの考え方については、ハブ茶を飲みすぎるとどうなる?一日の量と注意点も参考にしてください。

ハブ茶の選び方|ティーバッグと粒タイプを比較

毎日の使いやすさを考えるなら、まずはティーバッグと粒タイプの違いを比べてみましょう。

比較する点ティーバッグ粒タイプ
計量基本的に不要作る量に合わせて計量
濃さの調整お湯の量や抽出時間で調整粒の量・お湯の量・抽出時間で調整
片付け袋ごと取り出せる茶こしやお茶用パックがあると便利
向いている使い方手軽に淹れたい、計量を省きたい使う量を細かく変えたい、まとめて煮出したい

手軽さを重視するならティーバッグ、原料の量まで自分で調整したいなら粒タイプが便利です。価格を比較するときは、袋の値段だけでなく、内容量や一回に使う量も確認すると、使い続けたときの費用をイメージできます。

それぞれのメリット・デメリットや生活スタイル別の選び方は、ハブ茶のティーバッグと粒タイプの違いで詳しく比較しています。

価格は「送料込みの100g単価」で比較

同じ一袋1,000円の商品でも、内容量が違えば割安さは変わります。ティーバッグは包数だけでなく「一包の重さ×包数」で総重量を確認し、送料を含めた価格で比べましょう。

100g単価=(商品価格+送料)÷内容量(g)×100

山麓園では、ティーバッグと粒タイプを各10商品ずつ調べた価格比較記事も公開しています。調査条件や各商品の単価は、ハブ茶の価格相場を100g単価で比較した記事で確認できます。価格や送料は変わるため、購入時の条件もあわせてご確認ください。

原料原産地と製造地は分けて確認

「国内製造」と「国産原料」は同じ意味ではありません。山麓園のハブ茶はインド産の決明子を使用し、商品表示では原料原産地と製造者をご案内しています。

産地にこだわりがある方は原料原産地を確認しましょう。残留農薬検査についても、検査の有無と「無農薬栽培」は別の情報です。栽培方法を重視する場合は、その表示や説明もあわせて確認してください。

山麓園のハブ茶|手軽なティーバッグと粒タイプ

山麓園では、決明子100%のハブ茶を、ティーバッグと粒タイプの両方でご用意しています。飲む場面や使いやすさに合わせてお選びください。

計量せず手軽に淹れられるティーバッグ

ハブ茶ティーバッグ

一包5g入りで、ヤカンやカップに入れて使えます。毎回計量する手間を省きたい方、後片付けを簡単にしたい方におすすめです。

量や濃さを調整しやすい粒タイプ

山麓園のハブ茶・粒タイプの商品パッケージ

焙煎した決明子を粒のまま袋詰めしたタイプです。ヤカンでまとめて作る方や、好みに合わせて使用量を調整したい方に向いています。

※価格・内容量・販売条件は各商品ページでご確認ください。

ハブ茶についてよくある質問

ハブ茶と決明子茶は同じものですか?

エビスグサの種子である決明子を使ったお茶は、ハブ茶や決明子茶と呼ばれます。ただし、他の原料が入ったブレンド商品もあるため、購入時は原材料欄を確認してください。

ハブ茶は苦いですか?

香ばしさが特徴で、購入者からは麦茶に近いという感想も寄せられています。濃すぎると飲みにくく感じることもあるため、初めは薄めに淹れ、お湯の量や抽出時間で調整するのがおすすめです。

寝る前にも飲めますか?

決明子100%のハブ茶はノンカフェインなので、カフェインを避けたい時間帯にも選べます。ただし、寝る直前に大量に飲む必要はありません。ブレンド商品ではカフェインの表示も確認しましょう。

粒タイプは、買ってから炒る必要がありますか?

山麓園の粒タイプは焙煎済みです。そのまま煮出してお使いいただけます。他の商品では未焙煎の種子の場合もあるため、加工状態や使用方法をご確認ください。

香ばしいハブ茶を、自分に合った淹れ方で

ハブ茶は、エビスグサの種子「決明子」から作るお茶です。香ばしく、決明子100%ならノンカフェイン。麦茶とは違う原料のお茶を楽しみたい方にも、試していただきやすい選択肢です。

選ぶ際は、原材料・原料原産地・形状を確認し、淹れるときは商品の表示を目安にしましょう。まずは無理のない量から、好みの濃さや飲み方を見つけてみてください。

ハブ茶をもっと知りたい方へ|テーマ別の関連記事

気になる内容に合わせて、詳しい記事もご覧ください。

参考資料


  1. 東邦大学 薬学部付属薬用植物園「エビスグサ」:原料植物、ハブソウとの違い、ハブ茶としての利用。

  2. 公益社団法人東京生薬協会「エビスグサ」:決明子の生薬名、伝統的な利用、成分。

  3. 山麓園「ハブ茶はどんな味?購入者レビュー825件を分析してみました」:購入者による味・香りの感想。

  4. 山麓園「ハブ茶ティーバッグ」商品情報/「ハブ茶・粒タイプ」商品情報:原材料、カフェイン表示、淹れ方。

  5. 山本漢方製薬「はぶ茶」商品情報:ブレンド商品の原材料、飲用・保存上の注意の参考。山麓園の商品とは配合が異なります。
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