熊本伝承抹茶 初神の白 熊本県相良村について

熊本伝承抹茶「初神の白」

つゆひかりの濃厚な旨味に、せいめいの香りと輪郭のはっきりした味わいを重ねた、相良村産の一番茶抹茶です。

茶道のお稽古や薄茶などの飲用にも十分使える品質を目指しながら、鮮やかな緑色を生かして抹茶ラテにも楽しめるよう仕上げています。

産地熊本県球磨郡相良村

茶期2026年 一番茶

品種つゆひかり × せいめい

被覆18~20日程度

熊本伝承抹茶「初神の白」。2026年の相良村産一番茶を使用しています。

「初神の白」という名前の由来

「初神の白」は、現在の熊本県相良村にあたる地域にかつて存在した初神村(はつがみむら)の名から付けました。

熊本県球磨地域に伝わる平河家文書には、建久2年(1191年)の記録として、初神村について「茶五十斤」と記されています。

1191年、初神村について「茶五十斤」と記された記録が残る。
その800年以上前の地名と茶の記録を、現在の相良村産抹茶へつなげたのが「初神の白」です。

1191年といえば、日本茶の歴史では、臨済宗の開祖として知られる栄西禅師が宋から茶種を持ち帰ったと伝えられる時代でもあります。

ここで大切なのは、栄西禅師と初神村に直接の関係があったと主張することではありません。
日本茶史でよく知られる「1191年」という年と同じ年に、熊本県球磨地域の初神村について「茶五十斤」という具体的な記録が残っていることに意味があります。熊本の茶の歴史が非常に古いことを伝える、貴重な資料の一つです。

山麓園では、こうした熊本に残る古い茶の記録と現代の抹茶づくりをつなぐ商品群を「熊本伝承抹茶」と位置付けています。

同じ1191年の記録から生まれた「平河の昔」との違い

同じ平河家文書の記録を背景に持つ商品として、熊本有機抹茶「平河の昔」があります。

初神の白1191年の文書に「茶五十斤」と記された初神村の地名から命名。相良村産、つゆひかり+せいめい。一番茶の飲用抹茶。
平河の昔1191年の茶の記録を残す平河家文書そのものから着想した商品名。有機せいめい碾茶を使用した熊本有機抹茶。

どちらも「1191年」という同じ歴史を背景にしていますが、原料や商品設計は異なります。

熊本伝承抹茶「平河の昔」の詳しいストーリーはこちら

つゆひかりと、せいめいを配合

つゆひかり

2026年の原料では、旨味に関係する成分値が高く、実際の味わいでも濃厚な旨味と厚みを感じる原料でした。「初神の白」では味の土台となる役割を持たせています。

せいめい

せいめいは被覆栽培や抹茶への適性を考えて育成された比較的新しい品種です。「初神の白」では、香りと味の輪郭を加える役割として使用しています。

単一品種の個性を前面に出すのではなく、それぞれの長所を生かし、飲んだときのバランスを見ながら配合しています。配合比率は公開していません。

18~20日被覆した2026年一番茶

「初神の白」に使用する2026年産原料は、摘採前に約18~20日間の被覆を行った一番茶です。

被覆することで、抹茶に求められる緑色や旨味を引き出します。ただし、山麓園では「色が濃ければ良い」とは考えていません。品種、被覆期間、香り、旨味、渋味、成分分析、実際に点てたときの味などを総合して判断しています。

国内販売は50g入り。2026年産「初神の白」は税込1,080円で販売しています。

原料の成分分析も品質判断に利用

山麓園では、抹茶原料を味や色だけで判断せず、成分分析も品質評価の一つとして利用しています。

2026年の「初神の白」に使用するつゆひかり原料の一部ロットでは、次のような数値を確認しました。

項目2026年つゆひかり原料の参考値
全窒素6.6~6.8%
遊離アミノ酸5.4~5.6%
テアニン3.1~3.3%
AFスコア77~87点

数値について:
これは完成品「初神の白」の製品規格値ではありません。棒などを含む荒茶段階の原料分析値です。また、すべてのロットの詳細成分や配合比率は公開していません。味・香り・色・口当たりなどの官能評価と合わせて、原料選定の参考にしています。

特につゆひかりの高い遊離アミノ酸・テアニン値は、実際に感じる濃厚な旨味とも一致しており、味の土台として配合した理由の一つです。

熊本抹茶の成分分析について詳しく見る

薄茶・茶道のお稽古・抹茶ラテに

薄茶・飲用 旨味だけが強すぎず、せいめいの香りと輪郭が加わるため、普段の薄茶として楽しめます。

茶道のお稽古 製菓用の安価な粉末ではなく、実際に水で点てて飲むことを前提とした品質です。お稽古用にもおすすめできます。

抹茶ラテ 鮮やかなグリーンが特徴の一つ。牛乳と合わせてもきれいな濃い緑色を楽しめます。

「セレモニアルグレード」について
海外では飲用向け抹茶を「Ceremonial Grade」と表現することがありますが、日本で法的・公的に定められた等級ではありません。そのため山麓園では、日本語では「一番茶を使用した飲用向け抹茶」「薄茶・茶道のお稽古にも使える抹茶」と、実際の用途に基づいて説明しています。

商品概要

商品名熊本伝承抹茶「初神の白」
産地熊本県球磨郡相良村
年産2026年産
茶期一番茶
品種つゆひかり・せいめい
被覆期間約18~20日
味の特徴つゆひかりの濃厚な旨味+せいめいの香りと輪郭のある味わい
おすすめ用途薄茶、茶道のお稽古、日常の飲用、抹茶ラテ
内容量50g
販売価格1,080円(税込)
商品ページ山麓園オンラインショップ「初神の白」

熊本の古い茶の歴史と、現代の抹茶づくり

宇治や八女、鹿児島などに比べると、熊本は「抹茶の産地」としてはまだ広く知られていません。

しかし、球磨地域には1191年まで遡る茶の記録があり、現在では「せいめい」など新しい品種の導入、被覆栽培、成分分析などを活用した抹茶づくりが始まっています。

昔の記録をそのまま伝統として利用するのではなく、古い茶の歴史を知ったうえで、現在の熊本で新しい抹茶を作る。

それが山麓園が「熊本伝承抹茶」と名付けている理由です。

よくあるご質問

「初神の白」はどこの抹茶ですか?

熊本県球磨郡相良村産です。2026年産の一番茶を使用しています。 「初神」とは何ですか?

現在の相良村の一部にあたる歴史的な地名です。1191年の平河家文書には、初神村について「茶五十斤」と記された記録が残っています。 栄西禅師が相良村に茶を伝えたのですか?

そのような主張はしていません。1191年は栄西禅師と茶の伝承で有名な年ですが、同じ年に熊本県球磨地域の初神村にも「茶五十斤」という記録が残っている、という点を紹介しています。 品種は何ですか?

つゆひかりとせいめいを配合しています。つゆひかりの濃厚な旨味を中心に、せいめいの香りと味の輪郭を生かしています。 茶道のお稽古に使えますか?

はい。薄茶や茶道のお稽古など、水で点てて飲む用途にも十分適した品質として販売しています。 抹茶ラテにも使えますか?

はい。鮮やかな緑色が出やすく、濃厚なグリーンの抹茶ラテを楽しめます。

熊本伝承抹茶「初神の白」

50g 1,080円(税込)

初神の白の商品ページを見る

Hatsugami no Shiro — English Product Page

参考・関連情報

※農産物のため、色・香り・味わい・成分値等は年産やロットにより変動します。掲載している成分値は2026年の選定原料の参考値です。

シリーズのご紹介

熊本伝承抹茶
菊池 延寿
お稽古用・製菓・ラテにも使いやすい、力強い味わいの熊本抹茶
熊本伝承抹茶
相良 初神の白
すっきりした色味と飲みやすさを重視した熊本抹茶
熊本伝承抹茶
延寿 プレミアム
色・味ともに上位の、飲用や店舗用にもおすすめの抹茶
熊本伝承抹茶
有機 平河の昔
平河の昔:有機原料を使用した、希少性の高い熊本有機抹茶

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