お茶のイメージ
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お茶の選び方のコツ その1

産地で選ぶ! よくある誤解

産地で選ぶ! よくある誤解

私は〇〇茶が好み。〇〇茶が美味しい。(〇〇は産地名)お茶の産地名は消費者にとって、お茶を選ぶ際に最も重要な目安となっています。産地名がブランドとなっているのが、最もな理由です。

ですが、実は、産地で選ぶ方法は、好みに合ったお茶を探すのには有効な手段ですが、注意も必要です。

お茶屋をやっていると、お客様の考えが、【〇〇茶=高品質→美味しい】と考える方が非常に多いというのに気が付きます。←これはよく思うのですが、少し違うと思います。

どの産地にも1番茶もあれば2番茶、3番茶もあり、努力して高品質を目指す方もいれば、収量を重要視される方もいます。さらに言えば、摘むタイミングが一日、二日ずれるだけで、葉が固く大きくなったりなど品質に大幅な違いがある場合も。(お茶の品質は、摘むタイミングが最も重要な要素となります。)つまり、どの産地も品質の高いお茶と低いお茶があるわけです。

つまり【〇〇茶=高品質】と考えるのは、(例外もあると思いますが、)一般的に違うと考えられます。

◎産地と品質は別物として、お茶を選ばれた方がよいでしょう。

では、産地はどのような目安になるのでしょうか?

産地はお茶の特徴を表す!

産地には、組合などがあり、風土や風習など、お茶の栽培に関して多くの共通点があります。もちろん、農家1件、1件お茶の栽培に違いがありますが、全体的に見た場合は似た傾向になるのは間違いありません。

 

鹿児島県南部は、深蒸しで○○なお茶が多いとか、鹿児島産の一番茶はほとんどかぶせ茶になるとか、熊本では釜炒り茶やぐり茶を生産しているとか、八女は玉露の生産量が日本一など、これらはお茶の製法に違いがあり味わい大きくかかわってきます。鹿児島茶は製法に加えて、やぶきた以外の品種茶を多く栽培しているところも大きな特徴となります。

 

参考までに以下は個人的な産地のイメージです。

八女茶:深蒸し茶が少なく、クリアな水色、渋みが少なく甘みがあり大人しい味わい。
嬉野茶:濃厚な旨みがある。荒茶はあくが強い印象なので強火で仕上げると、旨みと香りのバランスが良い。
熊本茶:嬉野茶と違い、各地で個性豊かなお茶がある。さわやかなコクが特徴。
鹿児島茶:宇治茶のようなお茶もあるが、知覧茶周辺では深蒸し茶の栽培が盛ん。旨みとコクが特徴。

 

 

特徴を知り、好みのお茶を選ぶ

お茶屋、とくに通販を長くやっていますと、残念ながら中にはお茶が口に合わなかったなどのクレームなどもございます。

最高級の知覧茶を買われたて、色だけで全く味がしない。とかこんなまずいお茶はお客様に出せません、などお怒りを買うこともありました。

お買い上げいただいた品は、茶業界で最も評価得ている農家さんのひとりで、市場評価も間違いのない一級品、他のお客様からも大変好評な品だったのですが、ソフトで繊細な味よりも、ガツンとパンチのきいたお茶を期待されていたのかもしれません。その方は、普段は嬉野茶を買われていたそうです。

せっかくの良いお茶も、好みが合わなければその方にとって価値のないお茶になります。

このように、お茶の選び方で最も重要なポイントは、まず値段よりも好みに合ったお茶を選ぶことです。

価格は品質や価値の目安として参考にされるとよいでしょう。

 

【産地=特徴→好みに合っている→美味しい】

〇〇茶は美味しいという考え方は、結論として⇧のような思考プロセスが最も正しいのではないでしょうか?

もうひとつ、好みに合った選び方として、

●他に深蒸し茶なのか、普通煎茶(普通蒸し茶)なのか、わかると選びやすいですね。

・深蒸し茶は、普通煎茶よりも2倍以上時間をかけて蒸したお茶になります。

葉っぱの組織が壊れて、お茶の成分が溶け出しやすくなっており、濃厚な水色が特徴です。

味わいも渋みが少なくまろやかになります。

・普通煎茶(浅蒸し茶)は、濁らず澄んだ水色(黄みがかった緑色)で、味わいは淡泊ながら渋みとコクがあります。さっぱりとさわやかなお茶が多いです。

深蒸し茶、普通煎茶の違いについてはこちら>

 

茶袋には、深蒸し茶なのか書いていないので、お茶屋さんで買うときはどちらか聞いてみるのもいいですね。

お茶の選び方 その2へ>

 


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