ミミー号がお茶の山麓園、新茶まつりの取材にやってきました!

4月24日RKKとんでるワイド午前10時50分放送、ミミー号が新茶まつりの取材にやってきました。

極上知覧新茶のPRを予定しておりましたが、既に完売状態でしたので、熊本八十八夜摘みやそのほかのお茶のお話をさせていただきました。

30分程、ミミーキャスターの岡本さんと打合せしまして、本番生放送。少し慣れましたが、やはり緊張します。

残念ながら、極上知覧新茶は、ものすごい勢いで売れて完売しましたが、今日(4/24)入荷の知覧新茶もお勧めです。1000円→2割引き800円ですが、水色と香味に優れた1000円で販売するのはもったいないような新茶です。実際原価もギリギリなのですが、美味しい新茶を待っていらっしゃるお客様のために頑張りました。

是非お試しください。

ラジオでもお話ししましたが、熊本八十八夜摘みももう一つの目玉商品です。昨年RKKのスタジオで太田黒さんにご紹介いただきましたが、収録後に、美味しかったよとおっしゃっていただきました。今年も熊本の新茶は順調そうなので、きっと皆様にご満足いただけるような八十八夜摘みの新茶をご提供できることと思っております。5月2日までにご予約いただきましたら、通常価格1500円を1000円にて販売いたします。ご予約されないと1000円で販売することはできませんので、お忘れなく。今年は特に【令和】初摘み新茶となりますので、特にお勧めです。

その他、平成最後に摘んだ鹿児島新茶800円と、令和初摘みくまもと新茶800円が、ご予約限定で、ワンコインの500円になります。平成と令和、時代を跨いだ新茶の飲み比べは、今年限りのチャンスです。是非お試しください。

最後に、今年も新茶ソフトや新茶銅銭糖も好評販売中です。ゴールデンウィークも近いことですし、旬のお土産にもピッタリです。

新茶まつりは、5月7日までとなっておりますので、皆様のご来店、お待ちしております。

ミミー号の皆様方、ありがとうございました。

知られざる名産地 水俣・芦北のお茶

・芦北地方について

湯の児温泉、湯の鶴温泉、日奈久温泉、田ノ浦の道の駅や芦北のでこぽんなどが観光スポットとして知られています。御立岬なんかも名所ですね。

・水俣について

水俣は、個人的にスイーツの美味しい町と思っています。元祖蜂楽饅頭本店(ほうらくまんじゅう)、美貴最中(みきもなか)、モンブランフジヤなど有名店があります。水俣の蜂楽饅頭は、格別に美味しいです。

・芦北・水俣のお茶について

芦北について あまり知らない方、

水俣というと真っ先に「水俣病」を連想する方も多いかと思います。

※水俣病とは? 詳しい説明

水俣病の話はかなり以前の事で、水俣の海産物はたいへん美味しく、もちろん、身体に害はありません。まして、お茶は、海でなく山の産物なので、水俣病とは全く関係のないものです。

しかしながら、水俣のお茶は、消費者には敬遠され、永く、水俣産ではなく、他のお茶にブレンドされるか「熊本産」のお茶として販売されてきました。

実際多くのお客様が、水俣や芦北のお茶のことはご存じありません。

しかし、水俣や芦北は、熊本のお茶の一大産地の一つであり、比較的大きい畑を持っている農家さんも多くいらっしゃいます。

水俣、芦北地方のお茶は、良い意味で渋みがあり、昔ながらの懐かしいお茶の味を楽しめます。矢部茶や泉茶は、山手のお茶の香りがあり、対して水俣は海辺の味で、渋みも程よく、どっしりとした味わいが特徴です。また温暖な気候のため、熊本県内では最も新茶が早い地域でもありますが、温暖な海辺から、山間部まで幅広い場所に茶畑があり、山間部ではシーズン終盤まで長い期間にわたってお茶が摘まれるのも特徴です。品種もやぶきた以外に、早生品種のゆたかみどりさえみどりや埼玉県生まれの「さやまかおり」などを見かけます。

近年は、紅茶の栽培にも力を入れていて、2017年には全国紅茶サミット、2018年には九州紅茶サミットを水俣で開催しています。私がいくつか試飲したり買って帰った水俣紅茶の印象は、焙煎が強いのか?ほうじ茶に似た焙煎香と紅茶の香りを楽しめる独特な風味でした。紅茶の代表とされる、ダージリンやスリランカティーとは大きく特徴が異なり、他の日本紅茶とも違うと言えるでしょう。

※九州紅茶サミットについては別ページで紹介しています。
紅茶の日本茶の違いについても別ページで詳しく解説

話はそれましたが、水俣や葦北地方は、温暖な気候を生かし、特徴あるお茶の生産をしています。残念なことに、知らない人も多いですが、生産量も多く、熊本県内でも注目のお茶の生産地域です。当店でも、この地域のお茶を多く仕入れています。苦みでなく、渋みを活かしたお茶をつくるには欠かせません。品質も良く、値段もお手頃価格なので、コストパフォーマンスの高いお茶が多く、狙い目でもあります。

昔懐かしい味と香り高いお茶をお求めの方は、芦北、水俣茶がおすすめです。

 

 

 

 

 

 

熊本県の知られざるお茶の名産地 美里町

隠れたお茶の名産地 美里町

知られた熊本の茶生産地

熊本のお茶の産地は全国的にあまり知られておらず、県内でも矢部茶、岳間茶、人吉茶などくらいしか認知されていないことは、お話ししました。

「くまもと茶」という名称は、同じ熊本県内の商標で言うと、「デコポン」と同じように既に商標登録されているため、実は一般企業では使えません。(知らずに使っている人も多いですが・・・)

熊本のお茶取引で最も高値のつくお茶

そこで、熊本県内の経済連の入札で 最も高値がつくお茶は、どこの産地だか知っていますか?※ちなみに…入札とは、各生産地で摘まれた荒茶が、組合や生産者名で出品され、そのお茶に最高値を付けた茶商が買い取るというシステムです。九州は、鹿児島県や熊本県ではクローズの入札式、嬉野ではセリの形式で行われます。

熊本県は、その実、栽培面積が全国4位~7位と言われるお茶の名産地であることもお話ししました。例えば、相良村や球磨地方のお茶は生産量が県内で最も多いですが、産地ブランドがあまり知られていません。相良茶と言っても、残念ながらピンとこない人が多いのが現状です。

 

そこで、知られざる産地の魅力をご紹介します。

熊本県で、毎年最も高い評価を得るのは、美里町(旧,中央町)のM氏のお茶です。

初入札で最高値を付けた業者は、賞状のような証書をもらえますので、高値を付け落札したお茶の証書を店内に飾っておくと県内最高のお茶を扱っている店舗といえます。ブランディングとしても役立つため、県内茶商の理事長(など)が広告費や御祝儀としてわざと高い値段をつけて最高値を出すのが、風習となっているようです。

それでも、当然県内トップ生産者として知られるM氏のお茶が選ばれます。

M氏のお茶は、茶葉は若芽で形が整っていて、旨味が強く、水色もいい。非の打ちどころがない良いお茶です。好みや贔屓はありますが、誰が見ても評価は高いお茶でしょう。さえみどりなんかは、末端価格で2000円~3000円で販売されていると思います。

・さえみどりとは?別ページで解説

そんなお茶が、一般の方には産地としては無名でしかない美里町(旧中央町)のお茶なのです。

一方で ブランディング(賞状)のためのお茶が、あまり知られていない産地のお茶というのも、面白い話かもしれません。

しかし、美里町には素晴らしいお茶があることを是非お分かり頂きたいのです。

美里町には、日本一の石段もありますよ。←私もよく登っています。

以上、以外にも美里町には知られざる県内一と称されるお茶があるというお話でした。

 

熊本のお茶の産地についてーブランドが確立していないのが残念なところー

熊本県は、あまり知られてはいませんが、全国で4~8位の茶栽培面積の大きい産地です。(昔は4位、他の産地よりも減少幅が大きくなっています。)

全国の茶栽培面積について

日本茶の主流である煎茶に対して、玉緑茶(通称:ぐり茶※)の主な生産地となっています。 ※曲がった形状の茶葉が特徴

さらに、釜炒り茶生産量も全国で2位。

しかし、熊本が全国的にもお茶の一大産地であることは、あまり知られていません。ネットでお茶を販売していて思うことが、熊本でお茶を生産していることを知らない人が多いということ!九州という土地が、北は八女茶、嬉野茶、南は知覧茶を擁する鹿児島茶といった有名産地に囲まれているからでしょうか?

ですが 根本の原因は、産地ブランドが確立されていないことと思うのです。

熊本の人は「肥後もっこす」といい、日本三大頑固として知られています。

肥後もっこす

県民性として、良く言えば 個性が強い、悪く言えば まとまった行動が苦手な人が多いです。

よって、お茶の産地ブランドも数多く地域ごとでバラバラ。お茶の特徴も地域、組合や個人単位で違います(品質が悪いわけではない)  一方、嬉野茶は、嬉野市や佐賀県のお茶だけでなく、長崎県のお茶の一部も嬉野茶ブランドとして、特徴がかなり統一されています。

 

おそらくこのような結果をみるに

熊本県内でも矢部茶、岳間茶、人吉茶くらいしか、産地ブランドして認知されていないのが現状ではないでしょうか?

矢部、岳間(山鹿)にしろ、江戸時代前期に藩主細川家の献上茶となったこと、人吉相良藩も幕府に献上品や年貢として納められてきた経緯があります。

つまり、現在の良く知られている産地ブランドこそ、昔からの産地そのものなのです。デパートで主にそれらが産地ブランドとして販売されていることにも起因すると思います。

しかしながら、熊本で最も生産量が多いのは球磨地方で、他にも、芦北や水俣、菊池、宇城他、県内全域で多くの良質なお茶を生産しているにもかかわらず、あまり産地ブランドが育っていません。

 

例えば、「芦北のお茶です」と説明すると 多くのお客様が??となり、購入には至りません。「水俣のお茶です」と言うと、水俣病とお茶は全く関係ないのに敬遠されてしまいます。やはり、知っている産地でないと、まずいかも?と不安になり、買う気が起きないのではないでしょうか…

それぞれの産地で良いお茶を生産しているのに、非常にもったいない!!!

熊本は、ぐり茶の産地で、煎茶と形状の違うぐり茶は、あまり他県には流通しません。他で主流の煎茶とブレンドできないからです。よって県内消費のお茶となりがちです。そのせいもあって、生産量が熊本地震よりも前からどんどん減ってきています。

(煎茶も もちろん生産していますが、大半は八女(福岡)の業者さんが買い付け、ぐり茶は熊本県内の業者さんが買い付ける感じです。煎茶として生産されたお茶の多くは、熊本のお茶ブランドとしては、販売されないでしょう。)

もっともっと産地のブランドを確立していかなければ、熊本のお茶は売れないし、茶産業も発展しないと考えました。

そこで、少しでも産地の情報や解説を発信することで、産地のブランディング力を上げることに貢献し、皆様に各地域のお茶の特徴と良さを知っていただける試みとなればと思っています。