「あずき茶にはどんな効果があるの?」「むくみやダイエットに良いと聞いたけれど本当?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
あずき茶は、小豆を焙煎してお湯や水で抽出して飲む、香ばしくやさしい味わいのお茶です。
小豆にはポリフェノール、カリウム、サポニン、食物繊維などが含まれています。ただし、小豆そのものを食べる場合と、あずき茶として抽出して飲む場合では、摂取できる成分や量が異なります。
結論からいうと、あずき茶を「むくみを治す」「飲むだけで痩せる」といった飲み物として考えるのは適切ではありません。一方で、砂糖を使わず日常的に飲みやすく、小豆由来の成分を取り入れられるノンカフェインのお茶としては魅力があります。
まず知っておきたいのが、「小豆に含まれる栄養」と「あずき茶1杯に含まれる栄養」は同じではないという点です。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、乾燥小豆100gにはカリウム1,300mg、食物繊維24.8gなどが含まれています。
しかし、ティーバッグのあずき茶では小豆を食べるのではなく、お湯に溶け出した成分を飲みます。そのため、これらの数値がそのまま1杯のお茶に含まれるわけではありません。
この違いを理解したうえで、あずき茶の特徴を見ていきましょう。
小豆の特徴的な成分のひとつがポリフェノールです。
小豆については、ポリフェノールなどの機能性成分を含むことが複数の研究で報告されています。また、小豆抽出物を使った研究も行われています。
ポリフェノールは植物に広く存在する成分で、抗酸化作用について研究されている物質です。
ただし、
「小豆にポリフェノールが含まれる」
「小豆抽出物について研究結果がある」
ことと、
「あずき茶を飲めば特定の病気を予防できる」
ということは別です。
健康茶として紹介する場合も、この違いは分けて考える必要があります。
「あずき茶はむくみに良い」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。
その理由のひとつとしてよく挙げられるのがカリウムです。
カリウムは、体内の浸透圧などの調節に関わる重要なミネラルです。乾燥小豆にも比較的多く含まれています。
一方で、あずき茶として飲んだ場合にどの程度のカリウムが抽出されるかは、原料の量、粉砕状態、焙煎条件、抽出時間などによって変わります。
そのため、
「あずき茶を飲めばむくみが解消する」
と単純に断定することはできません。
あずき茶は薬ではなく、日常の水分補給に取り入れる食品として考えるのが適切でしょう。
小豆にはサポニンと呼ばれる植物由来の成分も含まれています。
サポニンは豆類をはじめさまざまな植物に存在し、研究対象となっている成分です。
ただし、ポリフェノールと同様に、
「小豆にサポニンが含まれている」
ことから、
「あずき茶を飲めば特定の健康効果が得られる」
とまではいえません。
健康茶について調べる際には、「原料に含まれる成分」と「実際に飲んだ場合の効果」を分けて考えることが大切です。
小豆には食物繊維が豊富に含まれています。
ただし、食物繊維の多くはティーバッグからお湯へすべて溶け出すものではありません。
そのため、食物繊維まで小豆から摂りたい場合は、粉末タイプや、やわらかくなった出がらしを食べる方法の方が向いています。
ティーバッグと粉末では、味だけでなく成分の摂り方も違います。
詳しくは
あずき茶はティーバッグと粉末どっち?味・栄養・使い方を比較
で解説しています。
また、ティーバッグの出がらしの活用方法については、
あずき茶の出がらしは食べられますか?
をご覧ください。
「あずき茶 ダイエット」と検索する方も多いようですが、あずき茶そのものに脂肪を燃焼させる効果があると考えるのは適切ではありません。
一方、砂糖を加えないあずき茶なら、甘い清涼飲料水などの代わりとして取り入れやすい飲み物です。
香ばしさとほんのり小豆らしい風味があるため、
という方の選択肢にはなります。
つまり、「あずき茶を飲めば痩せる」のではなく、無糖のお茶を普段の飲み物として上手に取り入れるという考え方が現実的です。
小豆100%で作られたあずき茶は、緑茶や紅茶のようにチャノキの茶葉を原料としていません。
そのため、小豆のみを原料とするあずき茶は、基本的にカフェインを含まないお茶です。
コーヒーや緑茶などのカフェインを控えている方が、日常のお茶として選びやすいのもあずき茶の特徴です。
ただし、紅茶など他の原料をブレンドした商品にはカフェインが含まれる場合がありますので、商品の原材料表示を確認してください。
あずき茶は食品ですので、通常の飲み物として適量を楽しむことが基本です。
たくさん飲めば飲むほど健康効果が高くなるというものではありません。
また、カリウムなどの摂取量について医師から制限を受けている方や、食事療法を行っている方は、自己判断で大量に飲まず医師や管理栄養士などに相談してください。
あずき茶は、同じ小豆を使っても焙煎方法によって香りや味が大きく変わります。
山麓園では北海道十勝産の小豆を使用し、自社で焙煎しています。
小豆は強く炒りすぎると焦げた香りが目立ちやすくなります。そこで、小豆本来の風味と香ばしさのバランスを見ながら焙煎しています。
ティーバッグには、中で原料が広がりやすい三角テトラ型を採用しています。
山麓園の原料や焙煎方法については、
北海道十勝産あずき茶と山麓園の自家焙煎について
で詳しく紹介しています。
健康目的だけで飲み物を選んでも、おいしくなければ長続きしません。
あずき茶は、小豆を煮たときのような強い甘さではなく、香ばしさの中にほのかな小豆らしい風味を感じるお茶です。
砂糖を使用しなくても香りがあるため、食事中や休憩時にも飲みやすいのが特徴です。
あずき茶そのものについて初めて知る方は、
あずき茶とは?魅力と飲み方、選び方を解説
もあわせてご覧ください。
あずきには、ポリフェノール、カリウム、サポニン、食物繊維などさまざまな成分が含まれています。
一方で、小豆そのものを食べる場合と、焙煎した小豆から成分を抽出して飲む「あずき茶」では、摂取できる成分量が異なります。
そのため、
「むくみが治る」
「飲むだけで痩せる」
「病気を予防できる」
といった効果を期待する飲み物ではありません。
あずき茶の魅力は、むしろノンカフェインで、砂糖を加えなくても香ばしく、毎日の水分補給として続けやすいことにあります。
健康のためには、特定の食品だけに頼るのではなく、バランスのよい食事や適度な運動、十分な休養が基本です。
その中の一杯として、香ばしいあずき茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。
・あずき茶 ティーバッグ:香ばしく飲みやすい、毎日の常備茶に。
・あずき茶 パウダー:調理・製菓にも使いやすく、出がらし活用レシピと相性抜群。
||│ ||│