松葉茶はティーバッグとパウダーどっち?実際に比べてTBを選んだ理由

松葉茶を探していると、茶葉をお湯で抽出する**「ティーバッグ」と、松葉を細かく粉砕した「パウダー」**のどちらがよいのか迷うことがあります。

パウダーには原料を丸ごと摂れるという特徴がありますが、山麓園では現在、松葉茶についてはティーバッグタイプのみを販売しています。

実は、パウダーの商品化も検討しました。

しかし、実際の松葉原料を見ると硬い枝や軸が含まれており、粉砕したときの食感、味、水色、飲みやすさなどを総合して、現時点ではティーバッグの方が「お茶」として適していると判断しています。

この記事では、実際に原料を扱う立場から、松葉茶のティーバッグとパウダーの違いを比較します。

松葉茶そのものについて基本から知りたい方は、まず松葉茶とはどんなお茶?特徴や飲み方を詳しく解説をご覧ください。

結論はティーバッグ

毎日の飲み物として松葉茶を選ぶのであれば、山麓園ではティーバッグをおすすめしています。

比較ティーバッグパウダー
飲み方お湯などで抽出粉末を混ぜて飲む
口当たり比較的すっきりざらつきやすい
枝・軸袋の中に残る一緒に飲む
比較的穏やか松葉の風味を強く感じる
水色比較的澄んでいる濁りやすい
沈殿ほとんどない起こりやすい
手軽さ1包ずつ使える計量や攪拌が必要

もちろん、パウダーにはパウダーの良さがあります。

しかし、

「丸ごと摂れる=すべての植物でパウダーが適している」

とは限らないと山麓園では考えています。

松葉は、その違いが比較的分かりやすい原料です。

松葉には枝や硬い軸も

松葉というと、細長い緑色の葉だけをイメージするかもしれません。

しかし、実際の松葉茶原料を見ると、細かな枝や硬い軸、木質部分も含まれています。

山麓園で使用しているのは、徳島県の松林に自生するアカマツです。

現地の生薬専門会社で松葉茶用に一次加工された原料を仕入れ、山麓園でさらにティーバッグに適したサイズへ粉砕しています。

ティーバッグなら、こうした原料へお湯を通して抽出し、硬い繊維質や枝は袋の中に残ります。

一方、パウダーにすると、松葉だけでなく枝や軸まで細かく粉砕して一緒に飲むことになります。

ここが、桑の葉など柔らかな葉物を粉末にする場合とは少し違うところです。

徳島県のアカマツがどのように加工され、ティーバッグになるのかは、松葉茶はどのようにして作られる?徳島県産赤松がティーバッグになるまでで詳しく紹介しています。

パウダーはざらつきが気になる

松葉パウダーの商品化を検討したとき、まず気になったのが口当たりでした。

松葉や細かな枝は比較的硬いため、粉砕しても繊維質が残りやすく、飲んだときにざらつきを感じやすくなります。

もちろん、粉砕機を使ってさらに細かくすることは可能です。

それでも、

「松葉茶を飲むために、枝や硬い軸まで一緒に飲む必要があるのだろうか?」

という疑問が残りました。

原料を丸ごと摂取すること自体を目的とするなら、パウダーという選択肢もあります。

しかし、毎日飲む「お茶」として考えるなら、硬い固形部分まで無理に摂る必要はないと山麓園では考えています。

パウダーは味も強くなる

松葉茶には、松や木を思わせる独特の香りがあります。

ティーバッグの場合は、その香りや味をお湯へ抽出するため、松葉らしさがありながらも比較的すっきりと飲めます。

一方、パウダーの場合は松葉そのものを口にするため、植物的な風味や青っぽさ、木質的な風味をより直接的に感じます。

山麓園でも商品化を検討した際、パウダーの方が松葉特有の味が強くなり、日常のお茶としては飲みにくいと感じました。

健康茶は一度だけ飲むものではありません。

「原料を全部摂ること」だけではなく、

美味しく飲めるか
無理なく毎日続けられるか

も重要だと考えています。

実際の購入者が松葉茶の味や香りをどう感じているのかについては、松葉茶ってどんな味?私でも飲める?で、購入者レビュー324件をもとに詳しく分析しています。

水色が濁りやすい

もう一つ気になったのが、見た目です。

ティーバッグで抽出した松葉茶は、松葉や枝などの原料が袋の中に残るため、比較的澄んだ水色になります。

一方、パウダーでは植物繊維そのものが水の中に入るため、水色が濁ります。

さらに松葉パウダーは水へ完全に溶けるものではないため、時間が経つと沈殿も起こります。

もちろん、

「濁っている=品質が悪い」

という意味ではありません。

しかし、ティーバッグとパウダーを実際に比較すると、山麓園ではティーバッグの方が見た目も「お茶らしく」、毎日飲みたいと思える仕上がりになると判断しました。

パウダーなら栄養を全部摂れる?

パウダーのメリットとしてよく挙げられるのが、

「原料を丸ごと摂れる」

という点です。

これはパウダーの特徴です。

お湯による抽出では水へ溶け出しにくい成分も、パウダーなら原料そのものと一緒に摂取できます。

一方、松葉の場合には、

硬い植物繊維


木質部分

なども一緒に摂ることになります。

つまり、

丸ごと摂れるというメリットと、飲みやすさとのトレードオフ

があります。

また、「丸ごと摂れるから健康効果も必ず高い」と単純に判断することもできません。

植物に成分が含まれていることと、それを摂取した際に人の体で特定の効果が得られることは別の問題です。

山麓園では松葉茶について、全部を食べることよりも、松葉からお茶として抽出し、飲みやすい形で続けることを優先しました。

なぜ販売しないのか

山麓園には粉末加工設備があるため、松葉をパウダー化すること自体ができないわけではありません。

それでも現時点では、松葉パウダーの商品化を見送っています。

主な理由は、

  • 枝や硬い軸まで粉砕することになる
  • 飲んだときにざらつきを感じやすい
  • 松葉そのものの風味が強くなる
  • 水色が濁る
  • 時間が経つと沈殿しやすい

という点です。

「パウダーにできるから商品にする」のではなく、その原料に合った形で商品にする。

松葉については、現時点ではティーバッグが適しているというのが山麓園の判断です。

続けやすさも大切

実際に松葉茶を購入した方のレビューを見ると、

「毎日飲んでいる」

「リピートしている」

「水筒に入れている」

「煮出さずカップで淹れている」

など、それぞれの生活に合わせて松葉茶を取り入れていることが分かります。

健康茶は、どんなに魅力的に見えても、毎回の準備が面倒だったり、飲みにくかったりすれば続けにくくなります。

山麓園がティーバッグを選んでいる理由には、味だけでなく、計量不要で簡単に使えることもあります。

実際の購入者がどのように松葉茶を飲み続けているのかは、松葉茶を飲んだ人の感想を分析|購入者レビュー324件から見えたことで詳しく紹介しています。

ティーバッグにもこだわる

ティーバッグを選ぶのであれば、中身だけでなくフィルターの素材も重要です。

山麓園の松葉茶では、植物由来のPLA(ポリ乳酸)100%フィルターを使用した、三角テトラ型のティーバッグを採用しています。

糸や紙タグの付いていないタグなしタイプです。

また、袋を閉じるための接着剤は使用せず、超音波圧着によってフィルターを接合しています。

ティーバッグには、

紙・セルロース系
ナイロン
PET
PLA

などさまざまな素材があります。

「紙だからプラスチックを使っていない」「無漂白だから安全」と単純には判断できません。

ティーバッグ素材について詳しく知りたい方は、「無漂白ティーバッグ」なら安心?紙・ナイロン・PLAの素材とマイクロプラスチックを比較をご覧ください。

どちらが向いている?

最後に、どちらが向いているかを整理します。

ティーバッグ向きの方

毎日のお茶として飲みたい
すっきりした口当たりがよい
枝や繊維を直接飲みたくない
計量をせず手軽に飲みたい
濁りや沈殿が気になる

という方には、ティーバッグが向いています。

パウダー向きの方

原料そのものを丸ごと摂りたい
多少のざらつきや沈殿が気にならない
松葉そのものの風味を強く感じたい

という方には、パウダーという選択肢があります。

どちらが絶対的に優れているということではなく、何を重視して松葉茶を飲むのかによって選択は変わります。

まとめ

松葉茶には、ティーバッグとパウダーという選択肢があります。

パウダーには原料を丸ごと摂れる特徴がありますが、松葉の場合は枝や硬い軸まで粉砕することになるため、

ざらつき
強い風味
濁り
沈殿

などが気になります。

山麓園でもパウダーの商品化を検討しました。

しかし、

「松葉を丸ごと食べること」よりも、「松葉茶として美味しく、手軽に飲み続けられること」を優先したい。

その結果、現在はティーバッグタイプを採用しています。

松葉独特の香りを楽しみながら、毎日の飲み物として取り入れたい方には、まずティーバッグタイプをおすすめします。

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