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桑の葉茶は粉末とティーバッグどっち?違い・メリットを徹底比較

桑の葉茶を購入するときに迷いやすいのが、**「ティーバッグと粉末(パウダー)、どちらを選べばよいのか?」**という問題です。

結論からいうと、

お茶として飲みやすく、毎日無理なく続けたいならティーバッグ。

桑の葉そのものを丸ごと摂りたいなら粉末(パウダー)。

という選び方が基本です。

ただし、「血糖値との関係で研究されているDNJを摂るなら、葉を丸ごと食べる粉末の方が絶対によい」と単純にはいえません。

DNJ(1-デオキシノジリマイシン)は水に抽出される成分で、桑の葉をお茶として抽出した場合にも摂取できます。研究でも桑葉の水抽出液からDNJが測定されています。

そこで、ティーバッグと粉末の違いを、飲みやすさ、成分、食物繊維、DNJ、使いやすさなどから詳しく比較します。


まず結論|ティーバッグと粉末の違いを比較

比較するポイントティーバッグ粉末・パウダー
飲みやすさ◎ お茶として飲みやすい○ やや粉っぽさがある
手軽さ◎ お湯を注ぐだけ◎ 水やお湯に混ぜるだけ
葉を丸ごと摂る× 茶葉は残る◎ 葉そのものを飲む
食物繊維葉そのものは摂らない◎ 葉に含まれるものをそのまま摂れる
DNJ○ お湯に抽出される○ 葉そのものを摂取
水へのなじみ◎ 抽出するだけ△ 完全には溶けない
粉っぽさほぼなしあり
大量に作る◎ ポットやヤカンでも作りやすい○ その都度混ぜる方が簡単
料理への利用◎ ヨーグルト、牛乳、料理などにも使える
続けやすさ○~◎ 好みによる

どちらが優れているというより、「何を重視するか」で選ぶのが正解です。


ティーバッグのメリット|「お茶として続けやすい」

ティーバッグタイプの最大のメリットは、何といっても飲みやすさと手軽さです。

カップや急須にティーバッグを入れてお湯を注ぐだけなので、一般的な緑茶や健康茶とほとんど同じ感覚で飲むことができます。

飲み終わったらティーバッグを取り出すだけなので、

  • 毎日の食事と一緒に飲みたい
  • 職場でも飲みたい
  • 粉っぽい飲み物が苦手
  • 健康茶を初めて飲む
  • 家族みんなで飲みたい

という方には、ティーバッグが向いています。

桑の葉茶は継続して飲むことを考える人も多いため、「続けやすいかどうか」は意外に重要な選択基準です。

粉末の方が葉を丸ごと摂れるからといって、飲みにくくて数日でやめてしまうのであれば、自分が無理なく続けられるティーバッグを選ぶ方が現実的でしょう。


ティーバッグのデメリット|桑の葉そのものを食べるわけではない

ティーバッグでは、桑の葉にお湯を注ぎ、水に溶け出した成分を飲みます。

飲んだ後には茶殻が残ります。

そのため、桑の葉そのものを粉砕して飲む粉末とは違い、葉に含まれるすべての成分をそのまま摂取する方法ではありません。

特に分かりやすい違いが食物繊維です。

粉末は桑の葉そのものを飲むため葉に含まれる食物繊維も一緒に摂取できますが、ティーバッグでは葉そのものは飲まず、茶殻として残ります。

「桑の葉を余すところなく利用したい」という目的であれば、粉末の方が向いています。


粉末・パウダーのメリット|桑の葉そのものを丸ごと摂れる

粉末タイプは、乾燥させた桑の葉を細かく粉砕したものです。

最大の特徴は、抽出液だけではなく、桑の葉そのものを摂取できることです。

水やお湯に混ぜて、そのまま飲みます。

ティーバッグの場合は水に抽出されなかった部分が茶殻として残りますが、粉末であれば葉そのものを摂取するため、食物繊維を含め、葉に含まれている成分を丸ごと摂ることができます。

そのため、

  • 桑の葉を丸ごと摂りたい
  • 食物繊維も含めて摂りたい
  • 青汁のような感覚で飲みたい
  • 牛乳や豆乳などに混ぜたい
  • ヨーグルトや料理にも使いたい

という方には粉末が向いています。


粉末のデメリット|「溶ける」のではなく水の中に分散する

桑の葉パウダーは、砂糖や塩のように水へ完全に溶けるものではありません。

非常に細かく粉砕された桑の葉が、水の中に分散している状態です。

そのため時間が経つと沈殿したり、冷たい水ではダマになったりすることがあります。

これは商品の不良ではなく、植物の葉を粉末にしているために起こる自然な現象です。

粉末を飲む場合は、

  1. 最初に少量の水やお湯でよく混ぜる
  2. その後、残りの水を加える

という方法にすると混ざりやすくなります。

シェイカーを使うのもおすすめです。

また、ティーバッグのお茶に比べると多少の粉っぽさがあります。

この口当たりが気にならない人であれば粉末は非常に手軽ですが、「普通のお茶のようにゴクゴク飲みたい」という方にはティーバッグの方が向いています。


血糖値との関係で注目される「DNJ」はどちらが多く摂れる?

桑の葉について調べている方の中には、**DNJ(1-デオキシノジリマイシン)**という名前を見たことがある方も多いでしょう。

DNJは桑の葉に含まれる特徴的な成分で、糖質の消化に関わるα-グルコシダーゼとの関係について研究されています。

実際に、DNJを一定量含む桑葉エキスを使ったヒト試験では、食後血糖値への影響が報告されています。

詳しい研究結果については、別記事の

「桑の葉で血糖値はどのくらい下がる?ヒト試験・研究論文から分かっていること」

で詳しく紹介しています。


「DNJを摂るなら粉末」とは言い切れない

ここはティーバッグと粉末を比較するときの重要なポイントです。

一見すると、

「粉末は葉を丸ごと摂るのだから、DNJも粉末の方がよいのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、DNJは水に抽出される成分です。

国際農林水産業研究センター(JIRCAS)の研究では、桑葉製品を水で抽出した試料からDNJを測定しています。また桑の葉ティーバッグ製品についてもDNJ含有量が測定されています。

つまり、ティーバッグでもDNJはお茶の中に抽出されます。

一方で粉末は、抽出するのではなく桑の葉そのものを摂取します。

したがって、

DNJを重視する場合でも、「粉末かティーバッグか」という形状だけで優劣を決めることはできません。

重要なのは、

  • 原料となる桑の葉そのもののDNJ含有量
  • 使用する桑の品種
  • 葉の収穫時期
  • 加工方法
  • 使用量
  • ティーバッグの場合は抽出条件

などです。

桑の品種や葉の成熟度によってDNJ含有量が異なることも研究で報告されています。


熱湯でDNJは壊れてしまわないの?

「ティーバッグを熱湯で淹れたら、DNJが壊れてしまうのでは?」

と心配になる方もいるかもしれません。

DNJについては、熱に対する安定性を調べた研究があります。

JIRCASが紹介している研究では、**DNJは比較的熱に安定していることが示されています。**そのため、「熱湯を使うだけでDNJがほとんどなくなってしまう」と考える必要はなさそうです。

一方、桑の葉そのものを100~200℃で焙煎して比較した研究では、焙煎温度が高くなるほど桑葉抽出液中のDNJ量が減少した結果も報告されています。

ここで、

「熱を加えた桑の葉茶はダメ」

と考えるのも適切ではありません。

熱湯で数分抽出することと、製造時に高温で焙煎することは条件がまったく違います。

したがって、桑の葉茶を選ぶ際には「高温処理だから悪い」「低温加工だから必ずよい」と単純化せず、加工方法によって成分量が変化する可能性があると理解しておくのがよいでしょう。


食物繊維を摂りたいなら粉末

ティーバッグと粉末で最も分かりやすい違いの一つが、葉そのものを食べるかどうかです。

ティーバッグは桑の葉からお湯に抽出された成分を飲み、葉は茶殻として残ります。

一方、粉末は桑の葉そのものを細かくして飲むので、葉に含まれる食物繊維も一緒に摂取できます。

そのため、

「桑の葉を余すことなく丸ごと摂りたい」

という目的であれば、粉末に明確なメリットがあります。

ただし、粉末だから健康効果が必ず高いという意味ではありません。

飲み続けられるか、飲む量、食生活全体なども考えて、自分に合った方を選ぶことが大切です。


味・飲みやすさを重視するならティーバッグ

味については好みがありますが、一般的にはティーバッグの方が「お茶」として飲みやすくなります。

粉末では桑の葉そのものを口にするため、

  • とろみ
  • 葉の風味
  • 粉っぽさ
  • 舌に残る感じ

を感じることがあります。

一方、ティーバッグは抽出液だけなので、口当たりはすっきりします。

購入者レビューを分析した当店の記事でも、ティーバッグについて「飲みやすい」「続けやすい」といった傾向が見られました。

桑の葉茶を初めて試す方や、青汁のような飲み物が苦手な方には、まずティーバッグから試してみるのもよいでしょう。

関連記事:桑の葉茶はどんな味?購入者レビューから飲みやすさ・風味を分析


生活スタイルで選ぶなら?

朝食や夕食と一緒に飲む → ティーバッグ

食事のお茶として普通に飲みたい方にはティーバッグが便利です。

カップに入れてお湯を注ぐだけなので、緑茶やほうじ茶と同じように食卓に取り入れられます。


忙しい朝にサッと飲む → 粉末

粉末は、お湯や水と混ぜるだけです。

ティーバッグを抽出する時間も必要ないため、短時間で飲みたい場合には便利です。


職場で飲む → どちらも便利

ティーバッグならマグカップとお湯があれば飲めます。

粉末なら小分け容器などに入れて持ち歩き、水やお湯に混ぜる方法があります。

職場では粉っぽさや沈殿が気になる場合もあるので、普通のお茶として飲みたい方にはティーバッグの方が扱いやすいでしょう。


ヨーグルトや料理にも使う → 粉末

粉末は飲み物だけでなく、

  • ヨーグルト
  • 牛乳
  • 豆乳
  • スムージー
  • パンやお菓子
  • 料理

などにも利用できます。

飲み物以外にも桑の葉を取り入れたい方には粉末の方が用途が広がります。


ティーバッグの素材も確認してみよう

ティーバッグを選ぶ場合には、中身の桑の葉だけではなくティーバッグそのものの素材も確認してみましょう。

現在は、

  • 紙・セルロース系
  • ナイロン・PET
  • PLA(ポリ乳酸)

など、さまざまな素材が使用されています。

また、「紙」「無漂白」と表示されていても、袋を熱で接着するために合成樹脂が使用されている場合があります。

ティーバッグ素材については話が長くなるため、別記事で詳しく解説しています。

関連記事:「無漂白ティーバッグ」なら安心?紙・ナイロン・PLAの素材とマイクロプラスチックを比較


粉末とティーバッグ、結局どっちがおすすめ?

迷った場合は、次の基準で選んでみてください。

ティーバッグがおすすめの人

  • 普通のお茶として飲みたい
  • 粉っぽい飲み物が苦手
  • 食事と一緒に飲みたい
  • 家族で飲みたい
  • 職場でも手軽に飲みたい
  • 味や続けやすさを重視したい

粉末がおすすめの人

  • 桑の葉そのものを丸ごと摂りたい
  • 食物繊維も含めて摂りたい
  • 青汁や粉末飲料に慣れている
  • 牛乳やヨーグルトにも混ぜたい
  • 料理やお菓子にも利用したい
  • 茶殻を出したくない

「血糖値が気になるから桑の葉を飲みたい」場合は?

桑の葉を探している方の中には、健康診断などをきっかけに血糖値や糖質を意識し始めた方もいるでしょう。

その場合でも、

「粉末だから効く」「ティーバッグだから効かない」

という単純な違いではありません。

桑の葉と血糖値については、DNJを一定量含む桑葉エキスを使用したヒト試験などで具体的な研究が行われています。

ただし、研究で使用されたDNJ量と、市販されている桑の葉茶1杯に含まれるDNJ量が同じとは限りません。

「実際の研究では血糖値がどの程度変化したのか?」を知りたい方は、

関連記事:「桑の葉で血糖値はどのくらい下がる?ヒト試験・研究論文から分かっていること」

をご覧ください。

ヒト試験で使用された量や実際の数値を詳しく紹介しています。


まとめ|「丸ごと摂るなら粉末」「飲み続けやすさならティーバッグ」

桑の葉茶のティーバッグと粉末には、それぞれ違ったメリットがあります。

最も大きな違いは、

ティーバッグ=桑の葉からお湯に抽出されたものを飲む

粉末=桑の葉そのものを細かくして飲む

という点です。

そのため、

桑の葉を丸ごと摂りたいなら粉末。

普通のお茶として無理なく続けたいならティーバッグ。

という選び方が分かりやすいでしょう。

一方、桑の葉の特徴的な成分であるDNJは水に抽出されるため、「DNJを目的にするなら必ず粉末」というわけでもありません。

粉末かティーバッグかだけでなく、原料となる桑の葉、加工方法、使用量、そして何より毎日無理なく続けられるかを考えて、自分に合ったタイプを選んでみてください。

山麓園では、桑の葉茶ティーバッグと桑の葉パウダーの両方を取り扱っています。現在の記事でも両タイプが案内されているため、読者の目的に応じてそれぞれの商品ページへ案内できます。


参考文献

  • Yoshihashi T, et al. Simple and selective quantification of 1-deoxynojirimycin, an antihyperglycemic component in foods. Journal of Food Science. 2010.
  • Asai A, et al. Effect of mulberry leaf extract with enriched 1-deoxynojirimycin content on postprandial glycemic control in subjects with impaired glucose metabolism. Journal of Diabetes Investigation. 2011.
  • Vichasilp C, et al. Development of high 1-deoxynojirimycin (DNJ) content mulberry tea and use of response surface methodology to optimize tea-making conditions.

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